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ごあいさつ

経営哲学学会 会長 大平 義隆

 2014年9月、東京富士大学で行われた第31回経営哲学学会における総会、および理事会で会長に選出されました北海学園大学の大平義隆です。この場を借りてご挨拶いたします。

 私にとっての経営哲学学会は、「楽しい学会」であることを旨としつつ、アカデミックであることを強く目指してきた学会と感じています。特徴の一つである学会に参加することの楽しさは、3つ前の会長であった大平浩二先生の人柄に強く影響されているものと感じます。部会を充実させ会員ならば何処でも参加できるようにされました。私もこの雰囲気に強く引き付けられた一人です。もう一つの特徴はもともと会の性格ではありましたが、特に2つ前の会長菊澤研宗先生、1つ前の会長渡部直樹先生達のご努力によってはっきりとした学会の特徴になったのだと思っているのです。今後もこの二つの特徴を大切に守らなくてはいけない、この二つによって私達は「知を愛すること」につながることができるのだ、そのように強く感じています。

 次に経営哲学について私の考えを申し述べねばなりません。私は、哲学を人生や世界といった存在を問うことであり、問うた結果であると思います。経営哲学は経営とは何か、どうあるべきかを問うことであり、問うた結果だと理解しています。現実の経営という社会的相互行為には、必要になる物事を決める基準として、哲学が必要になるのだと思います。次に、クルト・レヴィンは社会的相互行為によって生じる我々意識こそが社会的全体だ、と述べました。世界は全体を優先して作り上げた社会と、全体に埋没せず個々自律すべきと考え個を優先して作り上げた社会に分かれている、と思っているのです。個を優先する社会では、経営哲学は経営者個人の哲学のことを指し、全体を優先し横並びしたり個人が明確な自分の意見を持ちにくい社会では、経営哲学は、経営すべき組織の皆が共有すべきものを指している、と思っているのが私です。

 最後になりますが、会員相互に学びあい、個々の考えを理解しあうことのできる場はとても大切です。それは学会大会であり、各地の部会であり、機関誌であったりします。しっかりと哲学をするために、一つ一つの場をゆったりと語り合える場になればと思います。会員の皆様とともに、これらの場を少しずつ工夫していきたいと思います。3年間、どうぞよろしくお願いします。